毎日のメール対応や資料作成、会議の準備に追われて、
気づけば一日のほとんどを「こなすだけの作業」に費やしてしまい、
本来、自分の時間を投じるべき企画立案・戦略設計・振り返り・インプットなど、
生産性を大きく押し上げるクリエイティブな業務が、つい後回しになっていませんか?
Googleは、Geminiをはじめ、NotebookLM、Gemini for Workspace など、無料または低コストで使えるAI機能を数多く提供しています。賢く組み合わせて活用すれば、メール対応や資料作成といったルーティンワークを大幅に圧縮し、業務効率化や生産性向上はもちろん、「より価値の高い仕事」に集中できる時間を生み出すことができます。もし、こうしたAIを使うだけで仕事のパフォーマンスが一段階引き上がるのであれば、積極的に取り入れない理由はないです。
本記事では、GoogleのAIツール28種類を「まず1つ試す」「資料整理に強い」「メール・資料作成を自動化」「AIサービス開発」「Labsの実験ツール」という5つの入口に分けて整理。今日からあなたの仕事を一段階ラクにする具体的な使い方を紹介します。難しい設定は不要で、ブラウザさえあればすぐ試せるので、AI初心者のビジネスパーソンでも安心して一歩目を踏み出せます。
目次
- 1 まずは「とりあえず1つ」なら Gemini を選べばOK
- 2 自分専用の資料整理ノートを作りたい NotebookLM
- 3 「仕事の業務効率化」するなら Gemini for Workspace
- 4 「AIサービスを作りたい」なら Google AI Studio
- 5 「新しいAIサービスを利用したい」なら Google Labs の実験ツール
- 5.1 Mixboard|頭の中のイメージをムードボードで整理
- 5.2 Opal|文章で指示して自分専用AIミニアプリ作成
- 5.3 ImageFX|テキスト入力だけでバナーやサムネイル画像作成
- 5.4 Flow|テキストからストーリー性のある動画作成
- 5.5 Whisk|画像を組み合わせて世界観のあるビジュアルを素早く作成
- 5.6 Sparkify|アイデアや質問からアニメ解説動画を自動生成
- 5.7 MusicFX|テキストからBGMやジングルを作成
- 5.8 TextFX|ことば遊びから本格コピーまで文章表現を広げる
- 5.9 Say What You See|画像をことばで描写する力を鍛える
- 5.10 Stitch|欲しいアプリを文章で説明するだけでUI案まで作成
- 5.11 GenType|1文字ずつ個性的な文字デザインを生み出すタイポグラフィ
- 5.12 Firebase Studio|バックエンドとAI機能をまとめて試作したい
- 5.13 Illuminate|論文や専門記事を対話しながら深く理解したい
- 5.14 Food Mood|その日の気分から思いがけない一皿を提案してほしい
- 5.15 Little Language Lessonsr|隙間時間に会話感覚で気軽に語学練習をしたい
- 5.16 Project Mariner|ウェブ調査をAIに任せて結果だけ見守りたい
- 5.17 Learn Your Way|教材を自分に合った学び方に変換して学習したい
- 5.18 Talking Tours|街や旅先をAIガイド付きの音声ツアーで楽しみたい
- 5.19 Portraits|AIコーチとの対話を通じて「自分の軸」を言語化したい
- 5.20 Moving Archives|歴史写真や記録を物語としてよみがえらせたい
- 5.21 Jules|ココードレビューやバグ修正をAIエンジニアにまとめて任せたい
- 5.22 Giga Manga|ラフな落書きからマンガ風キャラクターを生み出したい
- 5.23 Stax|社内で使うAIの成績表を可視化・評価したい
- 5.24 Pomelli|ブランドの世界観に合ったマーケティング施策をAIに任せたい
- 6 まとめ
- 7 よくある質問
まずは「とりあえず1つ」なら Gemini を選べばOK

Geminiは“なんでも相談できるAI秘書です。
質問への回答、文章作成、要約、翻訳、コード作成、画像生成などをチャット形式で行える万能ツールです。ブラウザやスマホアプリから無料で使い始められるだけでなく、まずは1つAIを試したい人が「これだけあれば一通りできる」という基準を満たしています。
自分専用の資料整理ノートを作りたい NotebookLM

NotebookLMは“自分の資料だけを深掘りしてくれる専用”のAIリサーチパートナーです。
Googleドライブ、WEBサイト、Youtubu、コピーしたテキストなどを読み込ませると、音声解説・動画解説・マインドマップ・レポート・インフォグラフィック作成まで自動で行ってくれる「資料特化型」のAIアシスタントです。レポート作成や学習復習に最適で、「この資料を全部読まないといけないのか」というストレスを大幅に軽減してくれます。
「仕事の業務効率化」するなら Gemini for Workspace

Gemini for Workspace(Google Workspace with Gemini)は、Gmail・Googleドキュメント・スプレッドシート・スライド・Meetなど、日常的に使っているアプリの中から直接AI機能を呼び出せる仕組みです。わざわざ別タブでAIを開かなくても、「メール作成中にその場で下書きを出してもらう」「ドキュメント編集中に要約してもらう」といったことができます。
「AIサービスを作りたい」なら Google AI Studio

Google AI Studioは、ノーコード感覚で「AIを組み込んだサービスの叩き台」を作れる開発者向けツールです。Gemini などの生成AIモデルをブラウザ上で試しながらプロンプト設計を行い、そのまま API 用のコードを自動生成することが可能です。また、「AIサービスを作りたいけど、最初の一歩が分からない」という方には最適なサービスです。
「新しいAIサービスを利用したい」なら Google Labs の実験ツール
Google Labs(labs.google)は、最新の生成AIモデルや実験機能を一般ユーザー向けに試してもらうための場です。ここには、画像生成・動画生成・音楽生成・検索・開発支援など、多種多様な実験的サービスが並んでいます。「プロダクトとして完成したツール」ではなく、あくまで“実験中の未来体験”なので、本番業務でのフル依存はまだ早いケースも多いですが、発想力を広げるには非常に有効です。
Mixboard|頭の中のイメージをムードボードで整理

Mixboardは、キーワードや参考画像を入力するだけで、AIが色・写真・レイアウトなどをまとめたムードボード(雰囲気ボード)を自動生成してくれるツールです。「なんとなくこういう世界観にしたい」を画像ベースで一気に可視化できるので、企画初期の“ふわっとしたイメージ出し”にぴったりです。
Opal|文章で指示して自分専用AIミニアプリ作成

Opalは、「こういうAIツールがほしい」と日本語や英語で説明するだけで、複数のAIステップをつないだ“ミニアプリ”を自動で組み立ててくれるノーコード系ツールです。例えば「営業日報の入力内容から要約を作って、ToDoリストも出してほしい」と書けば、①テキスト整理 → ②要約 → ③タスク抽出…といった処理を一連のフローとしてまとめてくれます。
ImageFX|テキスト入力だけでバナーやサムネイル画像作成

ImageFXは、テキストを入力するだけで、イラスト・写真風・ロゴ風などの画像を自動生成できるGoogleの画像生成AIツールです。デザインソフトを使いこなせなくても、「どんな雰囲気の画像がほしいか」を日本語で説明するだけで、ブログのアイキャッチやプレゼン資料の挿絵、LPのイメージカットなどを短時間で量産できます。
Flow|テキストからストーリー性のある動画作成

Flowは、テキストで「どんな動画にしたいか」を伝えるだけで、構図・動き・雰囲気まで含めたショート動画を自動生成してくれる次世代のVideo AIツールです。従来のVideoFXが「一枚絵が動く動画」のイメージに近かったのに対し、Flowはより自然なカメラワークやシーンの変化を表現しやすく、「ストーリーのある動画」を作りやすいのが特徴です。
Whisk|画像を組み合わせて世界観のあるビジュアルを素早く作成

Whiskは、Google Labsが提供する画像・動画生成AIツールです。テキストで長いプロンプトを書かなくても、被写体・背景・スタイルなどの画像カードを組み合わせてビジュアル案をリミックスできます。また、既存の写真やイラストをベースに、「背景だけ変える」「色味だけ変える」といった調整がしやすく、デザイン初心者でも感覚的な操作で世界観を作れます。
Sparkify|アイデアや質問からアニメ解説動画を自動生成

Sparkifyは、テキストで入力したアイデア・質問・概念をもとに、短いアニメーションの解説動画を自動生成してくれる実験的AIツールです。「インボイス制度とは?」「サブスクビジネスの仕組み」「生成AIの基本」など、説明が少しむずかしいテーマでも、キャラクターや図解を使った分かりやすいビジュアルストーリーとしてまとめてくれます。
MusicFX|テキストからBGMやジングルを作成

MusicFXは、「落ち着いたピアノのBGM」「明るめのポップス調」「Lo-fiな作業用ビート」など、雰囲気やジャンルを文章で指定するだけで音楽を自動生成してくれるAIツールです。作曲経験がなくても、キーワードと簡単な指示を入れるだけで複数パターンのBGMやジングル案をすぐに試せるのが大きな特徴です。
TextFX|ことば遊びから本格コピーまで文章表現を広げる

TextFXは、ライム(韻)・比喩・言い換え・視点変化など、文章表現のアイデア出しに特化したライティング支援AIツールです。ひとつのフレーズやキーワードを入力すると、「似た響きの言葉」「別の言い回し」「意外な連想ワード」などを次々に提案してくれるため、コピーライティングやネーミング、キャッチコピーづくりの“詰まり”をほぐすのに向いています。
Say What You See|画像をことばで描写する力を鍛える

Say What You See は、画面に表示された画像について「何が写っているか」「どんな状況か」「どんな感情が伝わるか」などをことばで説明していくトレーニング用の実験ツールです。AIからのフィードバックを受けながら、「どこまで具体的に描写できているか」「主観と客観のバランスはどうか」といったポイントを磨いていけます。
Stitch|欲しいアプリを文章で説明するだけでUI案まで作成

Stitch は、「こんなアプリがほしい」「こういう画面構成にしたい」と文章で説明するだけで、画面レイアウト(ワイヤーフレーム)やコンポーネント案を自動生成してくれるUIデザイン支援ツールです。ボタン/フォーム/リスト/カードなどの要素を、用途に合わせて並べた“たたき台デザイン”を出してくれるので、Figmaなどでゼロから組み立てる前のアイデア出しに向いています。
GenType|1文字ずつ個性的な文字デザインを生み出すタイポグラフィ

GenTypeは、アルファベットや数字といった文字を入力すると、その文字ごとにユニークなビジュアルを生成してくれるタイポグラフィ特化AIツールです。フォントというより「一文字一文字が小さなロゴ」のようなイメージで、形状・質感・色味などを変えながら、多様なスタイルの文字画像を作り出せます。
Firebase Studio|バックエンドとAI機能をまとめて試作したい

Firebase Studio は、Firestore・認証・ストレージなどの Firebase 機能と生成AI(Gemini など)を組み合わせたアプリを、ブラウザ上で素早く設計・試作できる開発用ハブツールです。データ構造の定義、API のエンドポイント設計、簡単なUIモック、そして「ここでAIを呼び出す」といったフローを、一つの画面からまとめて組み立てていけるのが特徴です。
Illuminate|論文や専門記事を対話しながら深く理解したい

Illuminate は、論文・レポート・専門記事などのテキストを元に、重要なポイントを整理しつつ、AIと会話しながら内容を深掘りできるリサーチ特化ツールです。難しい概念や専門用語について質問すると、かみ砕いた説明や例え話で補足してくれるほか、「この主張の根拠は?」「他にどんな視点がある?」といった一歩踏み込んだ問いにも答えてくれます。
Food Mood|その日の気分から思いがけない一皿を提案してほしい

Food Mood は、「今日はさっぱり」「がっつり行きたい」「野菜多めで」などの気分や、家にある食材・好みのテイストからレシピ案を提案してくれるフュージョン料理系AIツールです。和・洋・中といった枠にとらわれず、意外な組み合わせも含めて「こんなのどう?」と提案してくれるのが特徴で、マンネリしがちなメニュー決めを楽しくしてくれます。
Little Language Lessonsr|隙間時間に会話感覚で気軽に語学練習をしたい

Little Language Lessonsは、短い対話形式のレッスンで、すきま時間にサクッと外国語の表現を練習できる語学学習向けAIツールです。長い文法説明よりも、「実際の会話でよく使うフレーズ」を中心に、質問→回答→フィードバックという流れでテンポよく進むのが特徴です。
Project Mariner|ウェブ調査をAIに任せて結果だけ見守りたい

Project Mariner は、指定したテーマについて Web を横断的に調べ、関連ページを読み込みながら要点をまとめてくれる「ブラウジング専用AIエージェント」です。通常なら「検索 → 複数タブを開く → ざっと読む → 自分で整理する」という流れを、人の代わりにAIがかなりの部分まで肩代わりしてくれるイメージです。
Learn Your Way|教材を自分に合った学び方に変換して学習したい

Learn Your Wayは、PDFやスライドなどの教材を読み込ませると、アウトライン・要点まとめ・クイズ・チェックリスト・練習問題など、学びやすい形に自動で変換してくれる学習特化型のAIツールです。元の資料は同じでも、「まず全体像をざっくり知りたい人」「問題を解きながら覚えたい人」など、人それぞれの学び方に合わせたコンテンツに作り替えてくれるのが特徴です。
Talking Tours|街や旅先をAIガイド付きの音声ツアーで楽しみたい

Talking Toursは、地図やスポット情報をもとに、AIがその場所の見どころやエピソードを音声でガイドしてくれる実験的ツールです。いわば「自分専用の音声ガイド付きツアー」を、その場で自動生成してくれるイメージで、街歩きや観光、施設紹介などの体験をより“ストーリーのあるもの”に変えてくれます。
Portraits|AIコーチとの対話を通じて「自分の軸」を言語化したい

Portraitsは、AIとの対話を通じて自分の価値観・強み・悩み・理想像を言語化していく“セルフコーチング”系の実験ツールです。仕事やキャリア、人間関係などについて質問に答えたり、モヤモヤしていることをそのまま打ち込んだりすると、AIが深掘り質問やフィードバックを返してくれます。
Moving Archives|歴史写真や記録を物語としてよみがえらせたい

Moving Archivesは、古い写真や歴史的な資料にまつわる情報をAIが読み解き、背景にあるストーリーや文脈を分かりやすく伝えてくれるアーカイブ特化の実験ツールです。静止画として眠っていた記録に「いつ・どこで・どんな意味を持つのか」といった説明やナレーションを重ねることで、過去の出来事を現在の視点から“動きのある物語”として体験し直せるのが特徴です。
Jules|ココードレビューやバグ修正をAIエンジニアにまとめて任せたい

Jules は、自然言語で指示するだけで、コードの理解・バグ調査・修正案の提案・テストコード生成などをまとめてこなしてくれる「AIソフトウェアエンジニア」的なエージェントツールです。リポジトリ全体の構造を把握しながら作業してくれるため、「この1ファイルだけ見る」従来のコードアシスタントよりも、プロジェクト全体を意識した提案ができるのが特徴です。
Giga Manga|ラフな落書きからマンガ風キャラクターを生み出したい

Giga Mangaは、キャンバスにラフな線や色をざっくり描くだけで、AIが自動でマンガ風キャラクターに仕上げてくれる実験的ツールです。ペンで適当に輪郭を描き、ざっくり色を塗ると、機械学習モデルが線を整え、陰影や色まで補完してくれます。絵が苦手でも「なんとなくのイメージ」を形にできるのが最大の特徴です。
Stax|社内で使うAIの成績表を可視化・評価したい

Staxは、さまざまなAIモデルやプロンプトの挙動をまとめてテストし、「どの設定が一番いい結果を出しているか」を可視化するための評価ツールです。ユーザーからの入力例やテストデータを流し込み、モデルごとの回答を一覧比較したり、得点付け・フィードバックを記録したりすることで、「なんとなく良さそう」ではなく定量的な根拠にもとづいてAI設定を改善できます。
Pomelli|ブランドの世界観に合ったマーケティング施策をAIに任せたい

Pomelliは、自社サイトやブランド情報を読み取り、そのトーンや色味・雰囲気に合わせたSNS投稿・広告バナー・キャンペーン画像+コピー案を自動生成してくれるマーケティング特化型のAIツールです。URLや簡単な説明文を渡すだけで、「ブランドらしい」色使い・写真テイスト・キャッチコピー案をセットで提案してくれるため、企画〜ラフ制作までのスピードが一気に上がります。
まとめ
本記事では、まず「とりあえず1つ試すなら Gemini」、自分の資料を深く整理するなら NotebookLM、日々の業務を直接効率化するなら Gemini for Workspace、AIサービス開発の第一歩には Google AI Studio、そして最新の実験的AI体験には Google Labs という5つの入り口から、Googleの無料・実験系AIツール28種類を整理して紹介しました。
どのツールも「特別なスキルがある人だけのもの」ではなく、Gmail・ドキュメント・スプレッドシート・カレンダーなど、すでに多くの人が使っているGoogleサービスと組み合わせることで、メール返信・資料作成・情報収集・企画立案・学習・クリエイティブ制作といった日常業務を、大幅に効率化できるポテンシャルを持っています。
まずは Gemini や NotebookLM など、ハードルの低いツールを1つ選んで「自分の仕事のどの部分をAIに肩代わりさせるか」を決めることが第一歩です。そして、慣れてきたら Google AI Studio や Labs の実験ツール群で、業務フローやサービス自体を作り変えていく段階へ進みましょう。AIを“情報収集ツール”として使うだけでなく、「仕事のやり方そのものをアップデートするパートナー」として活用できれば、日々の生産性とアウトプットの質は大きく変わります。



















こんにちは。DX推進くん【AI活用 / 業務効率化】です。